全身の骨にもコラーゲンはかかわっています。

コラーゲンは人間の体を作る材料となっています。
よく強調されるのはお肌ですが、ほかの至る所で使われています。
何しろ、体内のたんぱく質の四分の一はコラーゲンなのです。
骨もその例外ではありません。
骨は硬骨と軟骨の二つでできています。
硬骨はその文字の通りに硬い部分で、背骨や大たい骨など太くてしっかりした部分をいいます。
軟骨はそれらの先端部分についています。
コラーゲンが入っていて、骨と骨が直接ぶつかり合わないように、潤滑油とクッションを兼ねたような役割を果たしています。
関節痛の対策に、コラーゲンの摂取がおすすめなのは、この軟骨のコラーゲンを補充するためです。
が、忘れられがちなのですが、硬骨にもコラーゲンはたくさん含まれています。
骨の材料といえば、まずはカルシウムを思い浮かべますよね。
あとはリン酸。
でもこれだけでは不十分です。
コラーゲンはお肌同様、骨の中でも繊維状になってその構造を支えています。
もし、骨の中にコラーゲンがなければ、一つのかたまりとして骨が存在することもできないのです。
骨に硬さを与えているのも、コラーゲンの働きによるところが大です。
そして、このコラーゲンも骨全体も、毎日少しずつ、古いものが新しいものに置き換えられています。
新陳代謝はお肌の細胞ばかりではないのです。
その骨の新陳代謝を滞りのないものにするためにも、コラーゲンの補充が必要なのです。
よく高齢者のトラブルとして語られる骨粗しょう症も、カルシウムだけではなくコラーゲンの問題からきていることがあります。
もし、新陳代謝が順調に行われず、古いコラーゲンが残ったら、どうなるのでしょう。
まず、古くなったせいで、繊維の質が悪くなり、骨の中におかしな張り巡り方をするようになります。
と、同時にすき間がどんどんできてきます。
これがよく「骨がスカスカ」という状況です。
また、カルシウムとリンの結びつき方も弱くなります。
スカスカ状態で、部材もちゃんと結びついていないのですから、強度が落ちるのは当然です。
骨というと、どうしてもカルシウムのイメージが先に来ます。
下手をすると、カルシウムだけをとっていれば、骨の健康が保てるようにさえ考えてしまいます。
が、これは間違いです。
骨の成分の内容を見ると、カルシウムやリン酸などの無機質は全体の約70パーセントです。
水分は10パーセント。
残る20パーセントが有機質です。
コラーゲンは有機質のうちの約90パーセントを占めています。
この全体では五分の一程度のコラーゲンが網の目状に骨の中に張り巡らされています。
そして、それに張り付くような形で、カルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル類が存在します。
このようにコラーゲンは場所を提供しているだけではありません。
コラーゲン自体にも弾力性があります。
もし、カルシウムなどのミネラルだけならば、硬くはなっても弾力性を持つことができません。
これでは骨はちょっとでも曲げられると、折れてしまいます。
このように、いくつもの理由で丈夫な骨にはなくてはならないのがコラーゲンなのです。
コラーゲンはもともと体の中で作り出されています。
若いころはその量も足りています。
が、この生産量は年齢とともに落ちてきます。
お肌が衰えたり、関節の動きがスムーズでなくなるのは、そのせいです。
ですから、見た目も動きも若々しさと保とうというのであれば、コラーゲンを補充してやらなければなりません。
コラーゲンは硬骨といって、骨の本体部分にも含まれています。
こちらでは主に強度を保つ役割を果たしています。
関節の動きをスムーズにするのは、硬骨の端の部分にある軟骨に含まれている分です。
これって、説明されなくても普段、目にすることも多いでしょう。
手羽先とか豚骨とか、牛筋が料理になっているのを見ると、多くの人が「今日はコラーゲンがとれるぞ」なんて口に出していますものね。
これらのプルプルした部分が軟骨です。
この軟骨にコラーゲンが入っているのを知っているから、みんなのうれしそうな反応になるのでしょう。
コラーゲンが減ったり、その質が落ちて、軟骨が減り始めても、初めは大きな変化はありません。
が、一定量減ってしまうと、痛みが出始めます。
ここからは減少に従って、痛みも強くなるでしょう。
それが進行すると、関節自体の形も変わってしまいます。
もう、「お肌がきれいかどうか」の美容どころの話ではありません。
日常生活を送るのにも支障が出ているでしょう。
こんなことにならないように、まだ痛みがなくてもコラーゲンはしっかりととるようにしましょう。

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